松下電器が長年、扇風機を作っていました。
当初は自社工場で作っていましたが
社員の給料が高くなり採算が合わなくなってしまった。
そこで部品すべてを下請けに出して、
組み立てだけを自社工場でやり、なんとかいけていたが、
しばらくすると社員の給料が払えなくなった。
そこで三流メーカーに完成品を作らせ、
松下電器のシールを貼って
3,500円の扇風機を8,000円で売り儲けた。
扇風機で味をしめて、他の家電にも波及させて工場は閉鎖、
社員は解雇。
うまくいくと思われたがデフレで
三流メーカーに値下げを打診するが拒否される。
仕方がないから松下電器は工賃の安い海外に活路を求める。
松下電器に納入できなくなった
三流メーカーはホームセンターに活路を求めた。
海外生産を始めた松下電器は
大メーカーのプライドと会社の規模から値段を高めに設定。
値段は高めだがプランド名で最初は売れたが
デフレが進み消費者はホームセンターで買い求めるようになる。
壊れたら2台買っても松下電器の1台より安いな。
性能は疑問だったが三流メーカーは長年、
松下電器の製品を作っていたから、
案外いいじゃないかとなり、松下電器の製品は売れなくなる。
大メーカーは三流メーカーが作れないような製品を作ってこそ
旨味が出るが、もう新製品のアイデアがない。
あとは潰れるだけだが、内部留保でしばらくはいける。
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