2013年5月2日木曜日

仕組み(2013.5)

松下電器が長年、扇風機を作っていました。 

当初は自社工場で作っていましたが

社員の給料が高くなり採算が合わなくなってしまった。

そこで部品すべてを下請けに出して、

組み立てだけを自社工場でやり、なんとかいけていたが、 

しばらくすると社員の給料が払えなくなった。

そこで三流メーカーに完成品を作らせ、 

松下電器のシールを貼って

3,500円の扇風機を8,000円で売り儲けた。

扇風機で味をしめて、他の家電にも波及させて工場は閉鎖、

社員は解雇。

うまくいくと思われたがデフレで

三流メーカーに値下げを打診するが拒否される。

仕方がないから松下電器は工賃の安い海外に活路を求める。 

松下電器に納入できなくなった

三流メーカーはホームセンターに活路を求めた。 

海外生産を始めた松下電器は

大メーカーのプライドと会社の規模から値段を高めに設定。

値段は高めだがプランド名で最初は売れたが

デフレが進み消費者はホームセンターで買い求めるようになる。 

壊れたら2台買っても松下電器の1台より安いな。 

性能は疑問だったが三流メーカーは長年、

松下電器の製品を作っていたから、

案外いいじゃないかとなり、松下電器の製品は売れなくなる。

大メーカーは三流メーカーが作れないような製品を作ってこそ

旨味が出るが、もう新製品のアイデアがない。 

あとは潰れるだけだが、内部留保でしばらくはいける。

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