仕事に追われ目先の処理に悪戦苦闘する事がよくあります。
これがずっと続くと企業は衰退する。
一番大事なことは長期的展望を持って、短期にこなす。
2、3年で世間ががらりと変わる昨今、非常に難しい話ですが、
長期的展望とは30年先のあらすじを持ちながら
10年先までの展望を決める。
そして1年毎に軌道修正して進み、向こう3ヶ月は悶(もだ)え苦しむ。
これが企業戦略です。
松下、ソニー、シャープはもちろんこの長期的展望を策定して
進んでいましたが破綻した。
なぜかというとサラリーマン社長だったから。理由はそれだけ。
私が社長をしている間は業績を伸ばしいい社長と思われたい、
伸ばさなくとも水平でいいから平穏無事で終わりたい。
この気持ちがあれば何が悪いのか。
それは10年先の投資のリスクを負わなくなる。
リスクがあっての長期的展望なわけです。
いまの政府、大企業のていたらくはすべてこれが原因です。
政府は目先の問題に追われて長期的展望なんてとてもとても。
企業はましますおかしなスローガン、安全第一。
それに伴う書類至上主義。
松下、ソニー、シャープの没落からは何も学んでいない。
業種の違いではなく行動はおんなじということです。
リスクの無いところにはなんの未来も開けない事がはっきりしています。
まだ他人事と思っているあなた。これを各個人で考えてみましょう。
個人ではリスクというよりは、
近場でちょんちょん、楽してぽんぽんがこれに当たる。
近場でお茶を濁し、楽して汗をかかない。
まったくリスクはおっていませんね。
これが続くと早晩、リストラ、マイホーム手放し、生活保護道へ直行となる。
他人を批判している暇があれば、
政府も企業も個人も長期的展望を紙に書いて確認し、
リスクを負って、地道に進むことが必要なのではないか、
それも自分でやらないと意味はないですが。
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