2012年7月3日火曜日

設備が殺す(2012.7)

人間が本来、気をつけるべきもの。

人間が本来、注意するものとして体の中に持っていなければならないソフト。

これを一度失敗したからといって、安全の度が過ぎるとこうなる
この結果はどうなるか。

人間の危険意識が無くなる。ちょっとしたことがわからなくなって、

将来は小さなミスで死ぬ。

次にやってくるのは、

階段で躓(つまづ)くと階段にマットレスを貼っていかなければならなくなる。

ドアのノブで胸を打つと、ノブはゴム製となる。

車が人を撥(は)ねると危ないから、バンパーは2mくらいの厚みのスポンジを付けようとなる。

設備が結局は人を殺すようになる。

安全は結局は失敗して失敗してその結果の積み重ね。

人間自身が持っているソフトが実を守る、

けっしてハードではない。

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