2012年1月12日木曜日

ボルト締(2012.1)

ボルトは締めなければ役に立ちません。

でもよく使うΦ10mmのボルト、力を入れすぎると破断します。

締め加減は難しい。

ではどれくらいの力ならばいいのでしょうか、検証しましょう。

Φ10mmのボルトの断面積は3.14×5×5=78.5mm2、

鉄の引っ張り応力は20kg/mm2ですから

78.5mm2×20kg/mm2=1,570kg。

つまり1.57トン以上の力がかかると切れてしまいます。

これを柄の長さ20cmのモンキーで締めるとします。

支点からボルトの中心まで9mm、支点から手の中心まで15cmですから

16.7倍の力がかけられます。

体重70kgの人がぶら下がって1166kg。

まだこれを柄の長さ30cmのモンキーで締めると

支点からボルトの中心まで9mm、支点から手の中心まで25cmですから

27.7倍の力がかけられます。

体重70kgの人がぶら下がって1,944kg。

柄の長さ30cmのモンキーで思いきり締めると切れるようです。

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