ボルトは締めなければ役に立ちません。
でもよく使うΦ10mmのボルト、力を入れすぎると破断します。
締め加減は難しい。
ではどれくらいの力ならばいいのでしょうか、検証しましょう。
Φ10mmのボルトの断面積は3.14×5×5=78.5mm2、
鉄の引っ張り応力は20kg/mm2ですから
78.5mm2×20kg/mm2=1,570kg。
つまり1.57トン以上の力がかかると切れてしまいます。
これを柄の長さ20cmのモンキーで締めるとします。
支点からボルトの中心まで9mm、支点から手の中心まで15cmですから
16.7倍の力がかけられます。
体重70kgの人がぶら下がって1166kg。
まだこれを柄の長さ30cmのモンキーで締めると
支点からボルトの中心まで9mm、支点から手の中心まで25cmですから
27.7倍の力がかけられます。
体重70kgの人がぶら下がって1,944kg。
柄の長さ30cmのモンキーで思いきり締めると切れるようです。
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