樹も大きくなると樹高30m、枝は張りだし直径15m。
この時、根は直径15m。
枝と同じ分だけ地面の下には根が張り出している。
春、夏、秋、枝には緑の葉が付き、
雨が降ると葉が雨を受けて上から下へと葉っぱの上を雨が流れ、
一番下の枝の葉っぱに雨が流れる。
この時雨つぶは幹から7.5mの所の地面に雨を落とす。
雨の落ちたところは根の先端部分。
この根の先端は最も活動が激しくて、
幹に近づくに従って根の活動は衰える。
葉っぱは根の活動の一番激しいところに雨を落とすように作用している。
自然の妙です。冬は葉っぱがなくて雨を落とせないじゃないかと
思いますが、冬は樹は寝ていて活動をしないので別に構わない。
公園などに行くと大木の下はアスファルトがしてあり、
根元に丸い土の部分があり、
木の陰で涼む人間には心地のよい空間になっていますが、
根の先端に雨を落としたい樹にとっては最も邪魔なアスファルトです。
少なくとも、その木の大きさを考えて、
枝よりも大きい直径でアスファルトをする必要があります。
水を浸透するアスファルトがあるじゃないかと思いますが、
実は根も酸素呼吸をしているので、
比較的浅いところを伸びていくのです。
なにもしないのがいい、砂利をひいておくのが正解。
アスファルトをする人間が無知なだけ。
都会の樹はすべて苦しんでいます。
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