原発を冷やすには冷却水を使います。
炉心を通って冷やす水は一次冷却水。
一次冷却水は放射能をたっぷり含んでいますから
密閉したサイクルの中で回っています、捨てられません。
で、この一次冷却水を冷やすために二次冷却水があります。
一次冷却水と二次冷却水は熱交換器で熱を受け渡しをして、
二次冷却水は海に捨てられます。
これが原発の一番大事な冷却のシステムです。
普通の原発は【ウラン+一次冷却水(水)+二次冷却水(水)】
では福井県にある、もんじゅはどうでしょう。
もんじゅは、【プルトニウム+一次冷却水(ナトリウム)+二次冷却水(水)】です。
通常プルトニウムは原爆の材料です。
ここで問題になるのは熱交換器です。
効率よく冷やすために熱交換器の内部は細管という
細い管が縦横に、はりめぐらされて
一次冷却水と二次冷却水の接触面積を
できるだけ大きくとるようにしています。
設備業界では細い管が破けやすく、詰まりやすいのは常識。
で、細管が破れたら
一次冷却水のナトリウムと二次冷却水の水が混ざるというわけです。
ナトリウムが水に触れると、どうなるか。
その瞬間に大爆発、もんじゅは吹き飛びます。
もんじゅの稼働は1991年、すでに20年経っています。
設備で言う配管の限界は20~30年。どうなるのでしょうか。
責任とれるのかな。
もんじゅから100km圏内は、
金沢、白山、高山、下呂、美濃加茂、小牧、名古屋、四日市、
亀山、和束、八幡、高槻、能勢、篠山、福知山、久美浜
京都、滋賀はすべて圏内。
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