浦島太郎は、子供が亀をいじめているところで亀を助けると、
亀は礼として太郎を竜宮城に連れて行く。
竜宮城では乙姫が歓待する。
しばらくして太郎が帰る意思を伝えると、
乙姫は「決して開けてはならない」としつつ玉手箱を渡す。
太郎が亀に連れられ浜に帰ると、
太郎が知っている人は誰もいない。
太郎が玉手箱を開けると、中から煙が発生し、
煙を浴びた太郎は老人の姿に変化する。
浦島太郎が竜宮城で過ごした日々は数日だった
(仮に7日としましょう)が、地上では700年が経っていた。
浦島太郎が宇宙船に乗って旅をしたとすると
特殊相対性理論における時間の遅れでは、
物体が高速で移動するほど、
その系における時間の流れが遅くなる。
速度の上限は光速なので、
光速に近い速さで運動する物体はほとんど時間の
進みがないことになる。
静止している観測者の時間の刻み幅をΔt とすると、
運動体の時間の刻みΔt' は、光速をc、
運動体の速さを vとして、
Δt =√1-(v/c)2×Δt'
浦島太郎が宇宙船に乗っていたとしたら
Δt =7/700/365Δt'となるので
√1-(v/c)2=7/700/365=0.00002739726
よって
(v/c)2=0.99999999925→v=0.999999995%。
光りの速度のの99.9999995%の速度で旅をすれば、
限りなく光速に近い宇宙船で7日間旅をして帰ってきたら
700年経っていたというお話です。
今から300年近く前に考えられた物語です。
この時間の遅れをウラシマ効果と言います。
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