お地蔵さん(2018.9)

親しみを込めて【お地蔵さん】と呼ばれる。

正式名称は【地蔵菩薩(じぞうぼさつ)】という

仏教の菩薩の一人。

地蔵とは地面の地に蔵と書く。

大地があらゆる命をはぐくむ力を蔵する(ぞうする)ように

苦悩する人々を慈悲の心で包み救う。

蔵する(ぞうする)とは所蔵するという意味。

如来(にょらい、仏さま)が死んで

５６億７千万年後に現在修行中の弥勒菩薩が覚醒し

如来として人々を救済するまでのピンチヒッタ－として

地蔵菩薩が人々を救う。

如来は死ぬが地蔵菩薩は死なないんだということに

ちょっと違和感はありますが、身近に感じるお地蔵さん。

お墓参りに行くとお墓の入口に六地蔵が並んでいるので

親しみはあります。

なんで六地蔵なのか。

六道において衆生の苦しみを救うという六種の地蔵菩薩。

六道とは地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道。

では天道とは、

人間が生死流転する六道のうちの最上部にある世界のこと、

天界、天上界のこと。

お地蔵さんは天上界の人間も救います。

ちょっと違和感はあります。

また５６億７千万年も修行しなければ如来になれない

弥勒菩薩もちょっと違和感はあります。

かかりすぎるやろう、

５６億７千万年後、人間はおらん。

太陽の寿命は１００億年程度だと言われている。

現在、太陽系は約４６億歳であることがわかっている。

あと５４億年で太陽系はなくなる。

太陽系が無くなって２億７千万年後に

弥勒菩薩が覚醒してもどうするんだろう。

教えてお坊さん。