2018年9月5日水曜日

足場倒壊(2018.9)

台風21号で足場倒壊が放送されていた
写真の足場の外の囲いは防音パネル。

囲いには一般的にメッシュシ-ト(網状、4割風が抜ける)、

防音シ-ト(穴は開いていないつるっとしたシ-ト、風は抜けない)、

防音パネル(パネル状の四角い枠、風は抜けない)の

3種類ある。

足場上で作業をしていて物が落ちないのは、

防音パネル>防音シ-ト>メッシュシ-ト。

音を遮断する度合いが大きいのは、

防音パネル>防音シ-ト>メッシュシ-ト。

防音パネルが一番いい。

ところが風の抵抗が大きいのは、

防音パネル>防音シ-ト>メッシュシ-ト。

台風とか強風が吹くときは

覆い(おおい)をめくって骨組みだけにして

風を通して足場が帆にならないようにします。

覆い(おおい)のめくりやすさは

メッシュシ-ト防音シ-ト。

防音パネルはすぐには外せない。

防音パネルを使うときは

足場と建物の壁つなぎを増やして対応する。

市街地で足場を建てるとき

防音シ-ト、メッシュシ-トのめくれる場合でも

2列2段毎に支持をとる(計算ではアンカー4本)。

防音パネルを使うときは最低でも(計算ではアンカー6本)

だが窓がありアンカーが打てない場合があるので

打てるところはすべて打つ。

それでも台風の時はギリギリの耐力しかない。

今回の倒壊はどこかで本数が足りないか、

アンカーは打っていてもちゃんと打てていないのどちらか。

防音パネルはそれぐらい怖い。

こうなると会社の信用は落ちるわ、

取り調べで1ヶ月は工事は中断するわ、

お金は要るわ、ろくなことにならない。

アンカ-1本300円として200本余分に打っても

6万円増えるだけ。

このように崩れると、

足場解体費、再度足場建て、工期取り戻し増員、足場材損料、

他に電線、電話線、街灯、街路樹復旧、

楽に3000万円が飛んでいく。

所長の首は飛ぶな。

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