台風21号で足場倒壊が放送されていた
写真の足場の外の囲いは防音パネル。
囲いには一般的にメッシュシ-ト(網状、4割風が抜ける)、
防音シ-ト(穴は開いていないつるっとしたシ-ト、風は抜けない)、
防音パネル(パネル状の四角い枠、風は抜けない)の
3種類ある。
足場上で作業をしていて物が落ちないのは、
防音パネル>防音シ-ト>メッシュシ-ト。
音を遮断する度合いが大きいのは、
防音パネル>防音シ-ト>メッシュシ-ト。
防音パネルが一番いい。
ところが風の抵抗が大きいのは、
防音パネル>防音シ-ト>メッシュシ-ト。
台風とか強風が吹くときは
覆い(おおい)をめくって骨組みだけにして
風を通して足場が帆にならないようにします。
覆い(おおい)のめくりやすさは
メッシュシ-ト>防音シ-ト。
防音パネルはすぐには外せない。
防音パネルを使うときは
足場と建物の壁つなぎを増やして対応する。
市街地で足場を建てるとき
防音シ-ト、メッシュシ-トのめくれる場合でも
2列2段毎に支持をとる(計算ではアンカー4本)。
防音パネルを使うときは最低でも(計算ではアンカー6本)
だが窓がありアンカーが打てない場合があるので
打てるところはすべて打つ。
それでも台風の時はギリギリの耐力しかない。
今回の倒壊はどこかで本数が足りないか、
アンカーは打っていてもちゃんと打てていないのどちらか。
防音パネルはそれぐらい怖い。
こうなると会社の信用は落ちるわ、
取り調べで1ヶ月は工事は中断するわ、
お金は要るわ、ろくなことにならない。
アンカ-1本300円として200本余分に打っても
6万円増えるだけ。
このように崩れると、
足場解体費、再度足場建て、工期取り戻し増員、足場材損料、
他に電線、電話線、街灯、街路樹復旧、
楽に3000万円が飛んでいく。
所長の首は飛ぶな。
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