鵺(ぬえ)、
夜に人の悲鳴に似た鳴き声で泣き。
サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビ
この正体は現代ではトラツグミ
という30cm鳥だと判明している。
平安時代、照明の少ない夜の風景がはっきり見えない昔は
人の悲鳴に似た鳴き声がすれば
異形の【鵺】という動物を考えたのだろう。
しかし鵺が夜の鳥と書くから
ある程度の予想はしていたのかもしれない。
サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足の鵺、
トラの手足に対してタヌキの胴体では
体がもたないような気もする。
また昔の人がトラを知っているということは
日本にも虎がいたということになる。
正体のはっきりしないところから昔は
政界の【鵺】という人がたくさんいたが
現代では税金で食っているから説明責任を求められて
政界の【鵺】は居なくなった。
時代とともに妖怪は居ないだろうと知られわたってきたが
不自由きわまりない、気味の悪い【鵺】のような
現代日本という形で心の中に鵺は居る。
このやり方でないと認めませんという鵺、
出来もしない意味の無い書類を書かす鵺、
責任を逃れようとする鵺、
口だけで実践のない鵺、
人間の中に鵺がいる。
あんたのことや。
0 件のコメント:
コメントを投稿