地切り(2018.2)

クレーンで物を上げるときに地切りという動作をする。

地上に物を置きロープをかけ、

そのロープにクレーンのフックをかけ一気に持ち上げない。

一端地面よりも少し３０ｃｍ程度上げて止める。

そしてロープが緩(ゆる)んでいないか

荷が斜めになっていないかを確認する。

この荷物をクレーンのフックにかけ一端地面よりも少し、

３０ｃｍ程度上げて止める動作を【地切り】と言う。

この【地切り】と言う言葉を書類に書いて提出すると、

意味が分からなくて、

【荷物をクレーンのフックにかけ一端地面よりも少し、３０ｃｍ程度上げて止める】

と訂正記入してくれと言う。

う～ん、地切りのことを荷物をクレーンのフックにかけ

一端地面よりも少し、３０ｃｍ程度上げて止めると

言うんですと説明しても

意地を張って訂正を命ぜられた。

こういうことが無駄と言うもの。

せっかくの専門用語があるんだから覚えればいいものを。

弁(バルブ)と書いても、

ハンドルを回して弁体を下し水を止める構造で

弁体を上げて水を開通する製品と書きなさいと言うのと

おんなじ。

上位はまともに勉強して、

まともな人間になって。

施工者がいらつく書類とはこういうことを

延々とやること。

意味ないことをやるから寝る時間が無くなる。

ブラックの最たる職業。

おそらく日本で一番ブラック。