人間は幼児で生まれ、歳をとり幼児に返る。
よく言われていることです。
歳をとると若いころほど見たものに感動をしない、
見慣れてしまう。
外に出るのが億劫となると、足が弱くなり
家にいることが多くなりいつも座っている。
運動が減ると筋肉が落ちる。
筋肉が落ちると膝を支えている筋肉が衰え
膝を痛める。
ますます座位。
座っていると腰や背中の筋肉が落ちる。
そのうち横になる。
体は楽になるから幸せ。
じっとしていると手足が硬くなる。
でも頭と手首は動く。
ソファーに寝たままリモコンを持ち横には低い机。
こうなると気力が衰える。
いつの間にか近くは膝で歩く。
これも面倒になると四つん這い。
家族にはあかんでと言われても
当初バカにするないと言いながらある日、
あれ?歩き方を忘れたなっていう感じ。
まあいいやってことで寝ながらテレビ。
リモコンでチャンネルをカチャカチャ。
だいぶ幼児に近づきました。
この状態で1、2年すると
あれっ?歩けないとなる。
これが幼児返り。
体が幼児に返るのは仕方がないとしても
心はなかなか幼児に返ってくれない事。
本人は返らない方がいいと思っているが
まわりは少し返ってほしい。
幼児返りで体が動かないが、
心がそのままだからイライラしてグチグチ言ったり、
口で命令したり、爆発するとまわりがイライラ。
介護に行ってくれないか、
早く死んでくれたらいいのにとなる。
幼児返りなんて生易しいものではなくなる。
絶対違うのは
年寄りは死ぬまで【減らず口を叩く】事や。
減らず口を叩く、
負け惜しみを言う・強がりを言う・
虚勢を張る・強気をよそおう・潔くない・
空威張りする・往生際が悪い・
素直に負けを認めない・
筋の通らない理屈で言い返すこと・ああ言えばこう言う
全然いいことはないな。
本人に全然いいことはないではない。
まわりに全然いいことはない。
これが幼児返りの真相である。
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