2018年2月11日日曜日

土の錆(2018.2)

赤レンガの建物は最近めっきり減りました
構造体としては強度が足りない。

鉄筋コンクリートで構造体を作り

意匠として赤レンガを使い見栄えをよくする。

赤レンガの元は粘土質の土。

土を採取⇒ほぐす⇒水と練る⇒成形する⇒

10日程度乾燥する⇒2日間焼く。

焼く温度は1200℃。

焼くことにより

土に含まれている水酸化鉄が赤色酸化鉄になり、

見慣れている赤レンガの赤色になる。

あの赤色は土の錆だというわけです。

強度は鉄筋コンクリートよりもだいぶ低いので

建物が揺れると赤レンガが圧縮と引っ張りの力で

表面がはがれるように欠ける。

赤レンガの建物があれば

赤レンガを見てください。

古ければ古いほど欠けている。


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