2012年10月15日月曜日

贅沢(2012.10)

昔を知っている者からすると今の生活は贅沢極まりない。 

いくらでも食料がある、食べなくとも死なないスイーツまで。 

スイッチを押せば風呂が焚け、ご飯が炊け、冷暖房が可能。 

生活は楽だがエネルギーはふんだんにいる。

便利だけれど、生活を楽しむ、生活をしているという実感がない。

例えば風呂。 

井戸水を汲んで風呂いっぱいにする。

最初の頃は釣瓶(つるべ)で、途中からはガチャガチャポンプで。

これは子供の仕事で、5円もらってお菓子を買いに行った。

途中からはお風呂を焚く作業も加わり、

いまでも焚き火は大好きです。

ご飯もカマドで炊いていた。 

風呂焚き、洗い物の水汲み、ご飯炊き、玄関掃除、鶏の餌やりと卵取り、

この辺りが子供の仕事でけっこう面白かった記憶がある。 

夜は電気が勿体(もったい)ないからと暗くなれば寝た。 

朝は早い。

冬の暖は火鉢(ひばち)のみ。

燃料はご飯炊きの残りの真っ赤な木を

鉄製の容器に入れ作った【オキ】と言う炭。

生活しているという実感はあった。楽しかった。

今はご飯→仕事→ご飯→寝る→ご飯→

事→ご飯→寝る。

これの繰り返しだけだから潤(うるお)いがない、

だから毎日が面白くない。

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