【えんかん】と打ち込んで漢字変換をしても
一発で【鉛管】とはならないほど馴染みが薄い配管材料。
小便器の排水管、大便器の排水管、
つい20年ほど前は道路の給水本管から水道メーターまでの
給水管に使われていた。
微妙な曲がりと腐食に強いのが特徴。
いま流行りの和風大便の洋風便器化の際には
必ずと言ってもいいほど排水管は鉛管でやってある。
さてこの鉛管、50歳以上の人間は
苦もなくハンダで繋いで伸ばすことが出来るが、
50歳以下の職人ではまったく出来ない。
そういう環境で育ってきたからなんでしょう。
今はこれは昔からあるMYジョイント
(鉛管とビニール管を繋ぐ媒介継ぎ手)でビニール管で配管をしている。
100mmの排水鉛管に砂を入れ、
トーチランプで鉛管を炙(あぶ)り
魔法のように鉛管を曲げていく職人さんの芸を
眺(なが)めていた昔を思い出す。
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