枳殻(からたち)【蜜柑(みかん)科・カラタチ属】大きくて長い鋭い刺(とげ)があるので、昔は生け垣に使われた。
生垣に使われたが管理が大変なのでブロック塀に取って代わられた。
現在ならば棘で怪我をしたからどうしてくれるねんと言われるかも。
もともとは唐橘(からたちばな)。
唐とは中国のこと、中国から来た橘(橘という名前の木)⇒
唐から来た橘⇒唐橘⇒枳殻(からたち)。
京都の河原町七条上ガルに枳殻邸(きこくてい)(渉成園)という名所があります。
正式名称は渉成園ですが、
敷地内に枳殻(からたち)が植えられていて、
そこから枳殻邸(きこくてい)という通称が有名。
江戸時代に三代将軍・徳川家光から
東本願寺の別邸として寄進された御殿ですが、
その昔、平安時代前期に、左大臣・源融(みなもとのとおる)が営んだ
「六条河原院」の旧蹟であったという伝説があります。
源融は光源氏のモデルではないかと言われる人物です。
0 件のコメント:
コメントを投稿