2018年9月12日水曜日

コイル(2018.9)

北海道最大の火力発電所、

苫東厚真(とまとうあつま)発電所(165万kw)の故障。

ボイラー内部の配管の亀裂故障。

配管の入れ替えしかないな。

写真で見ると
コイル配管内部の水流のスピ-ドが早くて

配管が削れて薄くなる。

炉内部の温度が高いのでコイル配管の伸び縮みが激しい、

常に配管に力が加わる。

この状態で揺れにより破断。

ほとんど配管が薄くなり配管の金属が

崩れる一歩手前だったというわけです。

1998年製ですが

主蒸気温度および再熱蒸気温度600℃、

主蒸気圧力25Mpa。

常に600℃の熱で配管の耐える応力は1/3になり

25Mpaなんてべらぼうな圧力で

配管は常に限界状態運転。

20年もよくもったもんです。

ついでに言うと原発内部の熱交換器は

放射能が強すぎて調べることもできないのですが。

調べることもできないことは言わない、闇の中。

どうなんでしょうか。

あとは運だけ。

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