荒神様(こうじんさま)とは、台所の神様として祀られる。
いわゆる竈(かまど)の神様。
新しい竈に火を入れるとき荒神様に火が出ないように
お祈りしてから使う。
電車に乗り荒神神社に行き無事を祈る。
昔のレジャーですね。
現代ではよほどの田舎でない限り竈を使っている家は
ないでしょう。
ガスコンロ、IHコンロの時代になり
荒神様にお祈りしてっていうことは
なくなりつつあるでしょう。
火の神様としてまだ建築関係では生きていますから
ボイラーなどに初めて火を入れるとき
今でも荒神様に参ってから使用することはあります。
日本家屋は木で作られているため、
火事が出ると大変ですから
生活の中で火を使う事が一番多いかまど、風呂、の
お祈りが一番重要でした。
10月は神無月と言って
各地の神さまがみな出雲へ行ってしまって不在になる。
当然、荒神様も行ってしまうので
台所の守り神は居なくなる。
9月30日にだんごを供えて荒神様に
行ってらっしゃいとお祭りをし、
10月15日に心配した荒神様が様子を見に返ってくる
この時もだんごを供えてお祭りをする。
そして10月31日にお帰りになる荒神様を
だんごを供えて迎えるのです。
10月に荒神様を3回お祭りするのは
こういう意味があります。
が、ほとんどの人が知らない。
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