2018年4月7日土曜日

荒神様(2018.4)

荒神様(こうじんさま)とは、台所の神様として祀られる。

いわゆる竈(かまど)の神様。

新しい竈に火を入れるとき荒神様に火が出ないように

お祈りしてから使う。

電車に乗り荒神神社に行き無事を祈る。

昔のレジャーですね。

現代ではよほどの田舎でない限り竈を使っている家は

ないでしょう。

ガスコンロ、IHコンロの時代になり

荒神様にお祈りしてっていうことは

なくなりつつあるでしょう。

火の神様としてまだ建築関係では生きていますから

ボイラーなどに初めて火を入れるとき

今でも荒神様に参ってから使用することはあります。

日本家屋は木で作られているため、

火事が出ると大変ですから

生活の中で火を使う事が一番多いかまど、風呂、の

お祈りが一番重要でした。

10月は神無月と言って

各地の神さまがみな出雲へ行ってしまって不在になる。

当然、荒神様も行ってしまうので

台所の守り神は居なくなる。

9月30日にだんごを供えて荒神様に

行ってらっしゃいとお祭りをし、

10月15日に心配した荒神様が様子を見に返ってくる

この時もだんごを供えてお祭りをする。

そして10月31日にお帰りになる荒神様を

だんごを供えて迎えるのです。

10月に荒神様を3回お祭りするのは

こういう意味があります。

が、ほとんどの人が知らない。

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