2018年4月17日火曜日

車のアース(2018.4)

車のアースと言っても現在の車にはついていないので

知らない人の方が多いでしょう。

大型のタンクローリーは昔、

車の後ろから地面に鎖を地面に垂らして

タンクとガソリンがこすれて起こる静電気を逃がしていた。

一部の車も鎖を垂らして走っていた。

鎖では音がする。

じゃらじゃらみっともないから

プラスチックにカーボンを混ぜたものが売り出されると

皆こぞって付けていた。

現在では見られない。

車のタイヤにカーボン(炭素)が混ぜられていて

タイヤから静電気が逃げるから意味がない

ということがわかり使わなくなった。

現在、タンクローリーにはアースとして

車にアース線を伸ばして備え付けのアース端子に

取り付けて燃料をタンクローリーから降ろすときに

発生する静電気を逃がす装置が名残りとして残存する。

実際上はタイヤから静電気は逃げるんだけれど

責任を取りたくない部署が見直しをしないから残っている。

ちなみにガソリンの引火点はマイナス20℃なので

ガソリンの揮発ガスが漂いその時に手から静電気が出ると

発火する。

軽油、灯油は引火点が60℃で揮発性はないから

静電気が出ても引火はしない。

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