車のアースと言っても現在の車にはついていないので
知らない人の方が多いでしょう。
大型のタンクローリーは昔、
車の後ろから地面に鎖を地面に垂らして
タンクとガソリンがこすれて起こる静電気を逃がしていた。
一部の車も鎖を垂らして走っていた。
鎖では音がする。
じゃらじゃらみっともないから
プラスチックにカーボンを混ぜたものが売り出されると
皆こぞって付けていた。
現在では見られない。
車のタイヤにカーボン(炭素)が混ぜられていて
タイヤから静電気が逃げるから意味がない
ということがわかり使わなくなった。
現在、タンクローリーにはアースとして
車にアース線を伸ばして備え付けのアース端子に
取り付けて燃料をタンクローリーから降ろすときに
発生する静電気を逃がす装置が名残りとして残存する。
実際上はタイヤから静電気は逃げるんだけれど
責任を取りたくない部署が見直しをしないから残っている。
ちなみにガソリンの引火点はマイナス20℃なので
ガソリンの揮発ガスが漂いその時に手から静電気が出ると
発火する。
軽油、灯油は引火点が60℃で揮発性はないから
静電気が出ても引火はしない。
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