2015年11月7日土曜日

菜根譚(2015.11)

菜根譚(さいこんたん)、中国の書物。

昔も今も人間はそんなに変わらないということ。

いやいや~現代の人間には必要ないと言われるかも。

●道を守って生きれば、一時(いっとき)孤立する。

権力にへつらえば居心地は良いが、

その後に永遠の孤独が襲ってくる。

めざめた人は、現世の栄達、物欲に惑わされず、理想に生きる。

●万事に如才(じょさい)ないよりは、

いくらか間が抜けているほうが、

また、ばかていねいよりは、

一本気でぶしつけ、ぶっきらぼうの方が人間として信用できる。

●耳に入るのは耳の痛い言葉ばかり、

することなすこと思うようにいかないという状態の中でこそ、

人間は磨かれる。

耳に入るのは甘いお世辞ばかり、

何事も思いのままという環境ならば、

知らぬまに猛毒に侵されて一生を台無しにするだろう。

●自然には温かい太陽が欠かせない。

人々の心にも喜びの心が欠かせない。

●うまいことづくめのとき、

えてして思わぬアクシデントに見舞われる。

だから調子の良いときこそ、

いいかげんなところで手を引いた方が良い。

手も足も出ない逆境の果てに、案外、

一条の道が開けることがある。

だから思いどおりにならぬからと、

やけを起こして投げ出すものではない。

●人の過ちを批判するときには、厳しすぎてはならない。

相手がそれを受け入れられるかを考えるべきである。

人を指導するときにも、目標が高すぎてはならない。

従うことのできる目標を与えるべきである。


こんなことが山のように書いてある。

ほどほどに生きなさい。

お手軽ちょんちょんはアカンということや。

他人を責める前に自分はどうなんやということや。

楽して益を求めても得られない。

儲かる話には乗るな、地道にいこう。

今の人にはできないというより

納得できないことばかり書いているが、

精神的には楽にはなるで。

自分の生活を上空から見られて迷いがなくなる。

損得に必死にならなくなる。

明日は日曜日、インターネットで一度検索あれ。

0 件のコメント:

コメントを投稿