2012年4月29日日曜日

すべて過去(2012.4)

4200万光年彼方の宇宙の端から出た光が137億光年後に地球に届き、

人間は宇宙の端が137億光年先にあると知る。

見ている映像は4200万光年先の光なんだけれども

137億光年の昔の映像にイコール。

人間が知る範囲は光で見える137億光年までということです。

なぜ4200万光年向こうの光が地球に届くのに137億光年もかかったかといえば、

光の数倍の速度で遠ざかっているからです。

ちょうど流れの速い川をボートで上ると時間がかかるのとおんなじ。

いま宇宙の端は理論的に465億光年先にあり、

光速の3.5倍の速度で遠ざかって行く。

時間軸でいうと見ている映像はすべて過去。

宇宙の端の手前はすべて過去、端そのものが現在、端の向こうは未来。

理論上は465億光年先ではあるが、現在は無いかもしれない、あるのかもしれない、

収縮しているかもしれない、収縮して近くにまで来ているかもしれない。

見えた瞬間の映像しかまったくわからない。

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