2020年10月18日日曜日

安全第一(2020.10)

日本で言う安全第一は他人の力による安全。


各自が持っている危険意識はほとんどない。


建築現場でも60歳以上の人間は強い危険意識を


持っているが、若い職人はそれほど意識が無い。


年寄りは若いころから危険な目にあい、怪我もして、


危険なことは体に染みついて知っている。


昔は建築現場の怪我は自分持ちだから


気を付けて作業をしていた。


結果、誰に言われることなく安全意識は身についている。


現代は足場、開口の閉鎖、表示はもちろん、


朝礼でkyを書いて言って、


まるでサラリーマンのように言い聞かせている。


月に一回安全協議会を開き、


安全パトロ-ルをやっているが事故は無くならない。


なぜか。


実際に作業をする職人に安全意識が無い。


なぜ無いのか。


上部がちょっとした怪我に敏感で、怪我をさせない。


怪我をする前に作業を止めてしまう。


このようにすれば怪我をするんだという知識が


身につかない。


だから危険なことを平気でやるし、


大事故を起こしてしまう。


上部も本当に危険なことはわからない。


わからない上部がわからない職人に指導をするから事故る。


職人も親方から充分に知識を吸収していない、


の前に今の親方はあまり知らないから


知識を伝えられていない。


今は小さな怪我、危険な目を止めてしまうから


ある日突然大事故が起こる。


上部は書類ばかり書いて時間を取られて


実際に現場を知らない人間が


形ばかりの安全ばかり指導するからや。


日本の安全は書類を集めることが安全だ、


逆に書類が完全だと安全だとしているから。


その書類が責任逃れに使うだけだから。


いつまでも事故は無くならない。

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