2014年12月6日土曜日

鉄筋(2014.12)

コンクリートに入れる鉄筋。

コンクリートは圧縮力に対抗して建物の重量を支えるが
 
引っ張り力に弱い。
 
この引っ張り力に対抗するために鉄筋を入れる。 
 
では鉄筋は入れれば入れるほど建物は強くなるかといえば
 
そうでもない。
 
鉄筋が多すぎれば今度は建物の重量を支えきれない
 
微妙なバランスの中で保っている。
 
建築確認申請で構造計算を行い柱、梁の大きさ
 
鉄筋の量を決める。
 
これが意外と難しい学問の一分野。 
 
同じ条件で10人が構造計算をしても
 
その人の持っているノウハウとセンスにより
 
10通りの建物が出来上がる。
 
100%の正解はない、変な学問。
 
最低限の目安としては
 
鉄筋はコンクリートに対して200倍の引っ張り力があるため、
 
バランス的にいうと、 
 
コンクリートの平断面積の1/200⇒0.5%以上の鉄筋量は必要。
 
建築基準法では
 
柱の場合0.8%以上という基準があり
 
計算によると1~1.5%程度の鉄筋量で柱は作られている。
 
コンクリート基礎で1m程度の高さの物は0.5%程度でよい。

0 件のコメント:

コメントを投稿