2014年8月27日水曜日

ホームタイ(2014.8)

建築用語でホームタイという言葉がある。 

コンクリートを打つときにちょっと背の高いコンクリートを

打つときに型枠のコンパネがコンクリートの重みに耐えきれず

膨らんだり、一気にはじけて破れたりすることがある。

これを防止するために型枠から型枠に直径5㎜程度の鉄の棒で

引っ張ることがある(この鉄の棒はコンクリートの中に残る)。

この鉄の棒をセバレートと言い、

型枠から出てきた鉄の棒にはネジが切ってあり

このネジにねじ込んでセバレートが外れないように

型枠の外側で留めてなおかつ鋼管を繋ぐための

媒介金物をホームタイと言う。 

こんな説明ではなにがなんやらわかりませんね、

実物はこれ
このホームタイ、なんでホームタイ?

実はホームタイと呼んでいる言葉は元々フォームと言っていた。

フォーム、形と言う意味。

セバレートで形を整えた(間を均一にした)型枠を

タイ、固定すると言う意味。 

当初はフォームタイと言っていたが

フォーが言いにくいためにホーとなりホームタイとなった。

販売店によりホームタイ、フォームタイ両方の言葉が混在しているが

それにしてもなかなか製品名に結び付きにくい名前ではある。

製品名がわからずに買いに行っても

すごすごと帰らなければならない。

この説明では意味わからんやろうな。

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