2012年2月17日金曜日

回折(2012.2)

回折とは音が回って折れて到達する現象。

高速道路を走っているとこのような壁がある騒音対策です。

この壁は5mくらいの高さがあります。

壁の上部が湾曲していますから音がこの湾曲部に当たって、

跳ね返っ
て道路外に音が出ないと思いきや、

音は湾曲部の天辺から回折現象で回り込み道路外に到達します。

壁がないときの車から家までの距離が20mとします。

壁があるときの車から家までの距離は25m。

たった5mの差しかありません。

車の騒音値が75dBとしたとき、


壁があるときと壁がないときの騒音値はどのくらいか。

騒音値は距離により減衰します。

減衰値は壁の無いとき、
20log20=26dB

壁があるとき20log25=28
dBです。

よって壁がないときには家の人は75-26=49dBの音を聞き、

壁があるときには家の人は75-28=47dBの音を聞く。

その差はわずかなもの。

なのに壁を作るのは【やってますよっ】ということと

【車が見えないから圧迫感が無い】ということだけのために

何億円もかけている、、、、、

0 件のコメント:

コメントを投稿