北極とその地点と南極を通る線が経線。
ロンドンの旧グリニッジ天文台を通る線が0度とし
(グリニッジ子午線)
本初子午線よりも東側を東経、西側を西経と言い
それぞれ180度まである。
同じ経度の点を結んだ線を経線と言い、
子(北)と午(南)とを結ぶ線であることから子午線とも言う。
さてこの経線ですが赤道と直角に交わる
1度だけズレた2線を考えるとき、
2線は必ず北極か南極で交わるので平行ではない。
紙の上の平面上で考えるとき、
1線に直交する2線はどこまでいっても平行ですが
曲面上で考えると平行ではなくなる。
平行ということが舞台が変わると平行ではなくなる。
また2経線と赤道が作る三角形の内角の和は181度、
2直角ではなくなります。
光を地球から平行に発射する。
大きな重力を持つ星の近くを通るとき、
それぞれの光は重力で曲げられ、
星に近い光は遠い光よりも大きく曲げられ、
平行でなくなりだんだん離れていく。
これはその星の近くの空間が曲がっているということを表す。
これが重力場という考え方です。
縦・横・高さで表される空間に時間が絡(から)んで
この4次元世界がありますが、
空間が曲がっていることは観測ではっきり分かっている。
では時間も曲がっていると考えたらどうなるか。
過去は未来とつながるということです。
この世の中は平行というものはない。
スケールを大きくすると必ず曲がる。
平行は人間の頭の中でのみ存在する。
0 件のコメント:
コメントを投稿