2011年7月29日金曜日

昔の生活(2011.7)

●水は井戸。ツルベで水を汲むのは子供の仕事。

ツルベで汲んでバケツで運ぶ。

流しにお風呂にチョウズ(手洗い水を貯めておく)に。

面白いから、一生懸命にやりました。

●火は薪とゴミ。風呂を沸かすのは薪とゴミ。

ご飯と味噌汁、炒め物も薪とゴミ。

子供心にけっこう面白がってやっていました。

●涼は、あけっぱなし。家は全部あけっぱなし。

うちわに茅部(かや)・蚊取り線香、打ち水に木陰。

●暖は炭。炭と言っても買えないから、ご飯を炊いた後の【置き】。

オキを作るのは、真っ赤な木を、蓋のある鉄の鉢に入れて蓋をして、

空気を遮断して置いておけば炭に似た物ができる。

これを火鉢に入れて暖を取るだけ。

家は昔の家だから隙間だらけ、でもみんな元気でした。

●畑、柿畑に、栗畑、しょっちゅうリヤカーを持って草刈り、

草刈りは鎌。汗みどろになって、風呂をたいて入る。

ご飯もうまかった。

●みんな貧乏だったけれど、未来がキラキラして幸せだった。

生活は抜群に面白かった。

樹の枝のブランコ、ハンモック、池作り、台風に帆を持って遊ぶ、

屋根の上で昼寝、木登り、カブトムシ取り、田んぼでグッチャグッチャで遊ぶ。

なんでかしらんが懸命に遊んでいた。

今みたいなあれはいけません、これはいけませんでは

想像力も突破力も工夫力も育ちません。

なんにもできない人間ばっかりになってしまう。

もうなってるか~

0 件のコメント:

コメントを投稿