2010年12月24日金曜日

セイル(2010.12)

ロケットは燃料を燃やしそれを一方向に出し、

その反力で推進します。

その反力のスピードが速ければ速いほど、

力が大きいほどロケットは速く進みます。

そのスピードを上げるには、速く燃焼させる必要がありますが、

地球上で見つかる材料ではその燃焼に耐えるものは、

限界に来ています。

地球から打ち上げるロケットのスピードは

今でも人間にとって充分速いのですが、広大な宇宙には遅すぎる。

ロケットが地球の重力圏から抜け出すには

秒速11.2km以上の加速が必要。時速4万キロです。

化学燃料ではこれが限界。

この速度では海王星まで12年以上かかる。

気球に乗ると風と同じ速度で進むように考えられ

実用化されたのが、

太陽からの光粒子の反射力を利用する(ソーラーセイル)。

海王星に行くには、太陽と反対側に進むから、

帆にめいっぱい太陽光を受けて、

時速15万キロを越える速度が出せる。これなら5年。

私が子供の頃

図鑑に載っていた未来の乗り物が実現されています。

0 件のコメント:

コメントを投稿