ロケットは燃料を燃やしそれを一方向に出し、
その反力で推進します。
その反力のスピードが速ければ速いほど、
力が大きいほどロケットは速く進みます。
そのスピードを上げるには、速く燃焼させる必要がありますが、
地球上で見つかる材料ではその燃焼に耐えるものは、
限界に来ています。
地球から打ち上げるロケットのスピードは
今でも人間にとって充分速いのですが、広大な宇宙には遅すぎる。
ロケットが地球の重力圏から抜け出すには
秒速11.2km以上の加速が必要。時速4万キロです。
化学燃料ではこれが限界。
この速度では海王星まで12年以上かかる。
気球に乗ると風と同じ速度で進むように考えられ
実用化されたのが、
太陽からの光粒子の反射力を利用する(ソーラーセイル)。
海王星に行くには、太陽と反対側に進むから、
帆にめいっぱい太陽光を受けて、
時速15万キロを越える速度が出せる。これなら5年。
私が子供の頃
図鑑に載っていた未来の乗り物が実現されています。
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