2020年12月7日月曜日

大企業

社員がまとまり一丸となって会社は大企業になった。


会社が大企業になると社員は


ゆっくりしたい、ゆっくりさせたい。


これという目を付けた下請けを次々と傘下に収め


会社の業務を下請けにやらせる。


こうして益々業績は発展していく。


で、20年。


会社を大きくしたスキルのある人が定年退職していく。


下請けは同じく大企業の担当に資料を提出し結果を貰い


仕事が続いていく。


大企業の担当者は、


下請けを指導していくだけで、書類を処理するだけで


仕事になる。


安泰だ。


これが皆大企業を目指す理由。


しかしある期間を過ぎると、


下請けを指導、結論を出すスキルのある人間が


大企業に居なくなる。


あやふや。


下請けは内心ブツブツ言うが生きていくためには


仕方がない下請けのスキルで仕事をこなしていく。


この状態が続くと


大企業では判断も決定もできなくなっている。


客先の重要な打ち合わせには


下請けに大企業の名刺を作り一緒に打ち合わせに出席し


大企業は何とか仕事をしているように演出する。


でも本質仕事はわからないから


客先との会議、質問などはすべてが


下請けにつながらなくなり、遅れたり、


変なものができたりする


その割には大企業は4~5割の利益を取ってしまう。


客先は知らずして高いお金を取られている。


こうして大企業が自分の所でしていることを


アピ-ルするために中に入ってくるので


いいものができない。


新陳代謝が取れないとどうなるのか。


尻すぼみ、ある日突然ポシャル。


こうして日本は沈んできた。


今の日本はこの状態。


中企業もおんなじ道を歩んでいく。

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