社員がまとまり一丸となって会社は大企業になった。
会社が大企業になると社員は
ゆっくりしたい、ゆっくりさせたい。
これという目を付けた下請けを次々と傘下に収め
会社の業務を下請けにやらせる。
こうして益々業績は発展していく。
で、20年。
会社を大きくしたスキルのある人が定年退職していく。
下請けは同じく大企業の担当に資料を提出し結果を貰い
仕事が続いていく。
大企業の担当者は、
下請けを指導していくだけで、書類を処理するだけで
仕事になる。
安泰だ。
これが皆大企業を目指す理由。
しかしある期間を過ぎると、
下請けを指導、結論を出すスキルのある人間が
大企業に居なくなる。
あやふや。
下請けは内心ブツブツ言うが生きていくためには
仕方がない下請けのスキルで仕事をこなしていく。
この状態が続くと
大企業では判断も決定もできなくなっている。
客先の重要な打ち合わせには
下請けに大企業の名刺を作り一緒に打ち合わせに出席し
大企業は何とか仕事をしているように演出する。
でも本質仕事はわからないから
客先との会議、質問などはすべてが
下請けにつながらなくなり、遅れたり、
変なものができたりする。
その割には大企業は4~5割の利益を取ってしまう。
客先は知らずして高いお金を取られている。
こうして大企業が自分の所でしていることを
アピ-ルするために中に入ってくるので
いいものができない。
新陳代謝が取れないとどうなるのか。
尻すぼみ、ある日突然ポシャル。
こうして日本は沈んできた。
今の日本はこの状態。
中企業もおんなじ道を歩んでいく。
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