2020年12月3日木曜日

55歳(2020.12)

私が55歳くらいまでは


冷暖房といえば水を媒介としたものだった。


ボイラー、吸収式冷暖房機、チラー、蒸気。


これが普通だった。


配管に順番に水を入れていく時、


配管の中の空気が水と入れ替わる。


空気がボコボコと音を立てて出て行き


替わりに水が入っていく。


この音を聞く時仕事をやっててよかった、


報われたという感じて聞いていた。


55歳以降は空冷。


エアコンですね。


配管をつないで、終わり。


嬉しくも何とも無い。


この辺りからは、設備屋としては終わっていたのだろう。


しかも責任逃れの書類地獄が始まった。


職業としては最低の仕事になったな。


現場よりも上位を守るための書類屋。


生きるためとはいえ日本の衰退に手を貸してしまったな。


反省しきり。

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