2015年6月2日火曜日

数値(2015.6)

最近は健康診断産業が盛んである。

かくして医療予算の増大を招いた。
 
体はなんともないのに、 
 
この数値が悪いから治療を受けてくださいとなる。
 
薬を飲んで数値が下がりました、 
 
ホッとして意気揚々と病院を出る。 
 
これこれ以下でなければいけないという数値の基準が最近、
 
おかしいということで、激しく見直されているようだ。
 
医療予算がパンクしそうだから見直しされていることと、
 
儲けるために基準が低く押さえられていたのがバレて
 
見直しがされているのだろう。
 
数値にこだわり毎日数種類の薬を飲み、 
 
体をいとい、家で籠(こも)る。
 
また病院で数値に一喜一憂する。 
 
そういう生き方もひとつだろう。 
 
年齢をいくと確かに疲れやすくはなるが
 
疲れるからと体を休めていてばかりでは体は動かなくなり、
 
第一ご飯が美味しくない。 
 
死病以外は数値など気にせず活動的に生きることの方が
 
大事なのではないだろうか。

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