2013年3月2日土曜日

敗戦前夜(2013.2)

心の中ではだれひとり賛成しなかった第二次世界対戦、

巷(ちまた)では戦争賛美が叫ばれ、

町内会の締め付けもあり隣近所

ガッチガッチの膠着(こうちゃく)状態。

みんなは心の中では反対していた。 

そして戦争に突き進んでいって敗戦。

焼け野原から民間の自由な活力で復興し、 

貧しいけれど助け合って楽しい生活を取り戻した。

1960年代、政治、民意の意見が合致し経済成長の波に乗り

国民全体が経済的には幸せになってバブルが弾けた。

バブルは弾けたけれど、

経済が好調なときの役人組織は生き残り

30年間かけて蓄えられた不自由な手続き、手順は

現代の不況時に全開で民間に降りかかる。

マスコミ主導の行きすぎた安全意識、

お金にねじ曲げられた他人任せ、

義務を果たさない権利意識、 

役人が困らないように作文した偽の失業率や食料自給率。 

内情をわからず踊らされている国民の総意が

安全、権利、統計、お金、損得の目の眩(くら)んだ見張り合いで

現在の閉塞感いっぱいの日本が出来上がってしまった。

根はもちろん幹、枝、葉にいたるまでガッチガッチで

笑えてしまう。

それが仕事の役人は時間無制限で出来上がるときが

納期の職場はいいが、

仕事の合差(あいさ)に作る書類はたまらない。

現場は敗戦前夜の状況となっている。 

書類は仕事をしないのはみんなが言うが辞められない。

書類作りに時間をかけ、技術力を落とし、 

現場を見ないで作った危険きわまりない書類が建前上の物で、

これが増殖を続ける。

みんなが思っていて辞められない時は敗戦になるのは

歴史が証明している。

【戦争賛美⇒敗戦】

【経済全開⇒バブルが弾けた】

書類賛美⇒技術ゼロ】

【国債生活⇒もうじき破産】

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