2012年12月3日月曜日

形式主義(2012.12)

トンネルの崩落事故が起こって数人が死んだ。

毎年コンクリート板の上に乗って検査をしていたというが事故は起こった。

これからテレビで詳細を伝えるだろうが、原因ははっきりしている。

①点検している人がプロではない。

点検をやっていますよっていう書類が必要だから。

書類を受け取った上層部がプロではない。

自分目で見ていない、寒いし、排気ガスで臭いし、点検員任せ。

点検をやっていますよっていう書類が必要だから。

点検で不具合があるとわかっていたとして、

ワシもあと少しで転勤だから放っておこう。

面倒に巻き込まれたくないもん。

書類でいかにもキッチリとやっていますよっていう形をとると

こういうことが起こる。 

書類が出来ていても事故が起こったら

今度は責任のなすりつけあいになるんやろうな。

死んだ人は浮かばれんな。

現場を良く知っている人間が辞めていくから、

わかる人間が居なくなっている。 

今の若い人は先人の遺産と下請けの技術で食っているから

物事を知らない。

この事象は全国に蔓延している。

次は【橋脚】【渡り廊下が落ちる】な。

全数とは言わないが、

やはり現場に出向いていって自分の目で見ることは必要や。

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