2020年6月11日木曜日

応力腐食割れ(2020.6)

応力腐食割れとは金属材料に発生する経年損傷。

ステンレス鋼などに見られる現象。

応力(かかる力、例えばタンクのような内部の圧力の変動が多い場合)

腐食(ステンレス鋼も錆びる)

割れ(引張る力によりヒビが入る、溶接部分近くに多い)。

原因としては

①合金に発生し、純金属には発生しない。

②割れを生じる環境と材料とで特定の組合せがある。

③引張応力では発生するが、圧縮応力下では発生しない。

①②③のどれかひとつでもなくなれば発生しない。

火事とおんなじ。

①燃える物がある

②火がある

③酸素がある。

①②③のどれかひとつでもなくなれば発生しない。

ステンレスを多用する設備に多い(原子力発電所、プラントなど)

配管は長く使う(15~30年)と

①溶接部の破断

②減肉による破れ

③内部の詰まりにより使えなくなる。

①溶接部の破断、船の溶接をしてきたベテランは上手に肉盛りをする。配管一筋の職人よりも見た目ははるかにうまい

②減肉による破れ、通過流速を1.2m以内に抑える。
早いと水で配管が削れる。

③内部の詰まり、錆びない(実際は錆びているが)ステンレス管はつまりは少ない。

いずれにしても人間とおんなじで古くなればあかんということや。

応力腐食割れはステンレスを多用する設備に多い(原子力発電所、プラントなど)と言いましたが

原発では世間には言わないが40年も経っている設備ではヒヤリハットは山のようにある。

当たり障りのないものだけ発表している。

検査をしているからと世間は安心しているようだが

放射能のきつい一次冷却水配管、一時熱水配管は

検査なんかできるものか。

人間も近づけない、機器も放射能で使えない。

今度は津波ではなく経年自然劣化でぼ~んは近づいている。

国も電力会社も逃げて終わり。

国民だけが故郷に帰れない。

忘れたころに災難はやってくる。

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