2011年8月10日水曜日

利権の構造(2011.8)

テレビ局の場合。

日本の放送界は5局のキー局を中心に回り、

常にスポンサーの方を向いて動いている。

バブルの時に放送局が乱立し、豊富なコマーシャル料で、

番組の内容はともかく、視聴率競争に明け暮れ、

スポンサー、地元の有力者、政治家の方を向いて

低俗な番組を作り続け、地道にやってこなかった。

潤沢な資金に守られ利権の構造ができあがったというわけです。

当時、テレビ局は憧れの仕事でした。あれから30年。

世の中は不況が行き着くところまで来てしまい、

企業が広告料を出し渋り、社員の給料は高いまま、

番組に回すお金が激減。

出演料の安い芸人でお茶を濁すのがつまらない、

アナウンサーのネチッコイ追求も鼻につく、

台風報道のヘルメット姿も嫌になる。

地道にやってこなかったから、

どんな番組をやったらいいのかの知恵も無い。

プロがいなくなった。だから番組が面白くない。

このプロがいなくなったことは、

すべての職種に通ずる。(`Δ´)

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