2011年8月16日火曜日

ブラックホール(2011.8)

地球の重力を振り切り宇宙に出ていくのに、

第一宇宙速度、地球の地表すれすれに衛星として回るために
必要な速さで約 7.9 km/s(時速28400km)。

第二宇宙速度(脱出速度)、地球の重力を振り切るために
必要な最小初速度の大きさ。約 11.186 km/s(時速40269.6km)。

第三宇宙速度、太陽の重力を振り切り木星等に行くために
必要な最小初速度の大きさで、約 16.7 km/s(時速60120km)。

これが太陽であればもっと大きな数値になる、

地球の28倍の重力があるから脱出速度は並大抵なものではない。

現在の人間が持っている科学技術では太陽からの脱出は不可能。

太陽のような恒星で、

太陽の何十倍何百倍も大きな重量の恒星が寿命を終えるときは、

徐々に収縮する。

直径が大きい時も強大な重力であったが、

収縮していくと中心に近づくから、ますます重力は大きくなる。

そこからの脱出は、もし仮に光の速度を出せる宇宙船があったとする。

当初は脱出できたとしても、

ある大きさまで収縮するとこの宇宙船でも不可能となる。

光の速度を出せる宇宙船でも不可能となるということは、

当然光が脱出不可能ということです。

これがブラックホールです。

ブラックホールと言うと、黒いホースのようなものを想像しますが、

中心にライターぐらいの大きさの星の残骸があり、

全方位に重力の影響があり、

光でさえも出て行かないということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿