地球の重力を振り切り宇宙に出ていくのに、
第一宇宙速度、地球の地表すれすれに衛星として回るために
必要な速さで約 7.9 km/s(時速28400km)。
第二宇宙速度(脱出速度)、地球の重力を振り切るために
必要な最小初速度の大きさ。約 11.186 km/s(時速40269.6km)。
第三宇宙速度、太陽の重力を振り切り木星等に行くために
必要な最小初速度の大きさで、約 16.7 km/s(時速60120km)。
これが太陽であればもっと大きな数値になる、
地球の28倍の重力があるから脱出速度は並大抵なものではない。
現在の人間が持っている科学技術では太陽からの脱出は不可能。
太陽のような恒星で、
太陽の何十倍何百倍も大きな重量の恒星が寿命を終えるときは、
徐々に収縮する。
直径が大きい時も強大な重力であったが、
収縮していくと中心に近づくから、ますます重力は大きくなる。
そこからの脱出は、もし仮に光の速度を出せる宇宙船があったとする。
当初は脱出できたとしても、
ある大きさまで収縮するとこの宇宙船でも不可能となる。
光の速度を出せる宇宙船でも不可能となるということは、
当然光が脱出不可能ということです。
これがブラックホールです。
ブラックホールと言うと、黒いホースのようなものを想像しますが、
中心にライターぐらいの大きさの星の残骸があり、
全方位に重力の影響があり、
光でさえも出て行かないということです。
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