2017年10月28日土曜日

制度の疲弊(2017.10)

日産に続いてスバルの完成車無資格検査が発覚した。

自動車メーカーが新型車を出荷する際、

あらかじめ国土交通相から「型式指定」を受ければ、

自社工場での検査が認められている。

大量生産される車で作業を合理化する狙いがある。

完成車の検査資格を取るには

各都道府県の自動車整備振興会に申し込む。

ここは役人の天下り機関で役人が関わり証明書、資格を

出す仕事を作り出している。

車の資格検査だけでもこうだから

全ての検査、資格に役人の仕事が関わっている。

内容はちらんぽらんでも、

日本人は検査が行われているというだけで安心する

建前の国民、ここにつけこまれてしまっている。

国内だけであればこれでいい。

自称ものづくり大国、技術立国と言っていた日本は

いつの間にか競争力が世界の27位。

世界では通用しない国になってしまった、

ものづくり大国、技術立国と言うのは過去のもの、幻想。

発案⇒企画⇒会議⇒決定⇒承認、ここまでで2年。

開発に2年。

役所の承認に2年。

出来上がった製品はすでに陳腐化。

すべてが遅い、重い。

ここまで慎重な国には未来はないな。

発案⇒企画⇒会議⇒決定⇒承認、ここまでで3カ月。

開発に半年。

自由に販売。

これでなければスマートホンのような

世界に通じる物作りは無理。

自由にやらさないから沈む一方。

現在の株高による景気はまぼろし景気、

実際の物作りでの好景気でなければ本物ではない。

バブルのころは行け行けどんどんの開発と販売で潤った。

規制も何にもなかった。

だから経済は伸びた。

この規制の国がどうなるかは、そのうちわかる。

最貧国。

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