仄(2017.7)
仄、【ほのか】と読みます。
仄暗い、物の形がぼんやりと見えるくらいの明るさ。
これから転じて仄仄(ほのぼの)、心が安らぐ様を表す。
仄な時は妖怪が暗躍する。
灯りが発達してから妖怪は居なくなりました。
明るいから出てこれない。
昔の田舎屋で真夜中にトイレに行く、
田舎のトイレは離れていました。
月明かりの仄な明るさの中、手探りでトイレに行く。
そこで妖怪が出てくる。
場面としては最適でしょう。
異形に驚いて腰を抜かす。
この仄により日本の各地に妖怪伝説が生まれた。
妖怪伝説は生まれたが未だに真偽ははっきりしない。
写真に撮られたことがない。
伝説でしか語られない。
だから面白いのかもしれません。
おなじ仄な中に現れる幽霊。
幽霊は人間が化けたもの。
妖怪は人間以外が化けたもの。
幽霊は人間、怨念がある。
妖怪は人間以外、人間を驚かして喜ぶ。
どちらかと言うと妖怪の方がまし。
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