2017年7月14日金曜日

仄(2017.7)

仄、【ほのか】と読みます。

仄暗い、物の形がぼんやりと見えるくらいの明るさ。

これから転じて仄仄(ほのぼの)、心が安らぐ様を表す。

仄な時は妖怪が暗躍する。

灯りが発達してから妖怪は居なくなりました。

明るいから出てこれない。

昔の田舎屋で真夜中にトイレに行く、

田舎のトイレは離れていました。

月明かりの仄な明るさの中、手探りでトイレに行く。

そこで妖怪が出てくる。

場面としては最適でしょう。

異形に驚いて腰を抜かす。

この仄により日本の各地に妖怪伝説が生まれた。

妖怪伝説は生まれたが未だに真偽ははっきりしない。

写真に撮られたことがない。

伝説でしか語られない。

だから面白いのかもしれません。

おなじ仄な中に現れる幽霊。

幽霊は人間が化けたもの。

妖怪は人間以外が化けたもの。

幽霊は人間、怨念がある。

妖怪は人間以外、人間を驚かして喜ぶ

どちらかと言うと妖怪の方がまし。

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