2011年1月9日日曜日

除湿剤(2011.1)

家庭の押し入れとか流し台の下、洗面化粧台の下、

きっと市販の除湿剤が置いてあると思います。知らないって言う旦那さん、

お母さんに聞いてみてください、5・6個は出てくるでしょう。

昔の日本家屋は畳でした。畳の下には新聞紙が敷かれて、

その下はバラ板それも隙間がありました。

その下は土。

畳と部屋の間を湿気が行き来して

湿度は適度に保たれていたわけです。

高度経済成長とともにこれがいけないと言うことで

縁の下は全面コンクリート、密閉した床、断熱材で覆われて、

空気の行き来が無くなりました。

結果、空気の行き来のない

押し入れ、流し台の下、洗面化粧台の下は

ダニの住み家、湿気が溜まりジメッとしている状態になりました。

このジメッとしている状態を解消するのが除湿剤。

ホームセンターや薬局に売っていますね。

これの中味は塩化カルシウム、CaCl2です。

除湿剤、融雪剤、豆腐の凝固剤、

食品添加物、スケートリンクの冷媒に使われます。

水が溜まればポイッ。

これがメーカーの罠にはまっているわけです。

容器の天に貼っている薄紙をはがして、

新聞紙の上で中味の塩化カルシウムを太陽で乾かす、

中味の水は捨てる。これだけで何回も使えます。

除湿剤は電気で作ります、

電気の固まりですから電気を捨てているわけです。

もったいない。

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