シャブコン(しゃぶしゃぶのコンクリート、水が多い)は
なぜいけないのか。
水が多いと施工性が良いので職人はやり易いから好む。
どうしてもシャブコンでやりたがる。
民家でコンクリートがぴかっと光って
きれいに打てている場合はシャブコン、家人には喜ばれる。
職人、家人に喜ばれるシャブコンのいけないところ。
コンクリートは当然ですが表面から順番に乾き、
空中に水分が蒸発していく。
表面からある程度(数センチ)中も
表面から水分が出ていく。
それより中の水分は出ていこうとしても
表面が乾き固体になるので外に出ていきにくくなる。
コンクリート中にとどまる。
時間とともに乾いて外に出ていくが水分のまわりの
コンクリートはすでに乾いているので
水分の体積分は空洞としてコンクリート内に留まる。
コンクリート内部は空洞がいっぱいあるというわけです。
空洞がいっぱいあるコンクリートの
何が悪いのかといえば強度が落ちる。
あかんやんけということです。
コンクリートを打つ前に木の型枠に水を撒き濡らす意味。
コンクリートを打つ前に撒き水をしますが
撒かないでコンクリートを打つとどうなるのか。
コンクリートを打つ⇒木が乾いていると⇒
コンクリートの水分を木が吸う⇒
木が吸ったところの水が無くなる。
コンクリートは水がないと化学反応をしないので
固まらない。
型枠をばらすと固まっていないので砂が
ボロボロ取れる。
あかんやんけということです。
コンクリートの強度。
コンクリートは砂利:砂:セメントを6:3:1
くらいの割合で混ぜて水を加えれば、
立派なコンクリートが出来る。
砂利が多いように思いますが
強度はすなわち砂利の強度(砂利は固い)。
砂利の代わりに鉄球を入れれば強度は上がる。
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