2020年2月11日火曜日

コンクリあれこれ(2020.2)

シャブコン(しゃぶしゃぶのコンクリート、水が多い)は

なぜいけないのか。

水が多いと施工性が良いので職人はやり易いから好む。

どうしてもシャブコンでやりたがる。

民家でコンクリートがぴかっと光って

きれいに打てている場合はシャブコン、家人には喜ばれる。

職人、家人に喜ばれるシャブコンのいけないところ。

コンクリートは当然ですが表面から順番に乾き、

空中に水分が蒸発していく。

表面からある程度(数センチ)中も

表面から水分が出ていく。

それより中の水分は出ていこうとしても

表面が乾き固体になるので外に出ていきにくくなる。

コンクリート中にとどまる。

時間とともに乾いて外に出ていくが水分のまわりの

コンクリートはすでに乾いているので

水分の体積分は空洞としてコンクリート内に留まる。

コンクリート内部は空洞がいっぱいあるというわけです。

空洞がいっぱいあるコンクリートの

何が悪いのかといえば強度が落ちる。

あかんやんけということです。

コンクリートを打つ前に木の型枠に水を撒き濡らす意味。

コンクリートを打つ前に撒き水をしますが

撒かないでコンクリートを打つとどうなるのか。

コンクリートを打つ⇒木が乾いていると

コンクリートの水分を木が吸う⇒

木が吸ったところの水が無くなる。

コンクリートは水がないと化学反応をしないので

固まらない。

型枠をばらすと固まっていないので砂が

ボロボロ取れる。

あかんやんけということです。

コンクリートの強度。

コンクリートは砂利:砂:セメントを6:3:1

くらいの割合で混ぜて水を加えれば、

立派なコンクリートが出来る。

砂利が多いように思いますが

強度はすなわち砂利の強度(砂利は固い)。

砂利の代わりに鉄球を入れれば強度は上がる。

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