2024年5月2日木曜日

手順書 Procedure manual

実際手順書にどのようなことを書くのか

歩く時の一歩を手順書に書くようにまとめます


【右の足から歩き出すためには

左足に体重をかけて右の足の太ももの筋肉を縮めて

足を持ち上げ、ふくらはぎの筋肉も同時にちょっと縮めて上げる。

上げることを確認すれば左足にかけている体重を

少し前にかけて体を倒す。

と同時に右足太ももとふくらはぎの筋肉を伸ばして

右足の足の裏を地面につけて

右足に体重をかけて着地。

この時左足のかかとは少し持ち上げる。

これで一歩進める】


手順が完成するわけです。

手順書とはこういうことを延々と書いていき

仕事を書類の上で完成する。


では具体的に足場を組む時の手順書を書きます。

建築社員の苦しんでいる馬鹿さ加減を笑ってください


【組立ての指揮をするのはAさんを指名する。

下に居て部品を渡す人はBさんを指名する。

受け取るのはCさんを指名する。

Aさんは組立て場所の安全を確認し、作業開始を宣言する。

一段目はBさんとCさんの二人で組み立てます。

まずBさんが足場の建枠を所定の位置に持っていき傾ける。

Cさんは建枠の足元にジャッキペ-スを差し込む。

もう片方の足にもジャッキペ-スを差し込む。

Bさんはジャッキベ-スが抜けないように気を付けて建枠を建てる。

Cさんは筋交いを建枠にはめる。

もう片方も筋交いをはめる。

外れ止めを確認しBさんはもう片側の建枠を所定の位置にに持っていき傾ける。

Cさんは建枠の足元にジャッキペ-スを差し込む。

もう片方の足にもジャッキペ-スを差し込む。

Bさんはジャッキベ-スが抜けないように気を付けて建枠を建てる。

Cさんは筋交いを建枠にはめる。

もう片方も筋交いをはめる、、、】

もう馬鹿らしいので止めますが、これでも一段目は完成していません。

横に10列縦に10段の足場であればこの文章の繰り返しが100回続く。

ここで重要なのはBさんが風邪をひいて当日休むとする。

手順書と違うHさんが代役となると手順書は嘘を書いているという事になり当日の作業はできなくなる。


書いている人は地獄、残業の連続。

勉強する時間がないから仕事を知らない人間が

さもできたつもりになる。

知らないからできない人間ばかりになり組織の力は下り続け、

いまの状態になった。

できんぼばかり。

読んで判定する人は12時間かかって書かれた書類を

10分で読み言いたい放題。

でも現代はこの書類が一番大事。

面白くないからみんな辞めていく。

優秀なこれから日本を背負って立つ人から辞めて

外国に行ってしまう。

全員が言っている。

建築工事でこれを書くと誰が決めたんや。

私が手順書文化が大嫌いなのは

書く時間の無駄

紙の無駄

手順書を書く時間で担当者が勉強できない無駄

審査する人間の無駄

審査する人間の上の人がハンコを押す無駄

日本が手順書で沈んでいくのは、

少しはお分かりになりましたでしょうか。

手順書のおかげで肝心の仕事ができない

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