ロープウェイのロープの太さがどれくらなのか、
考えてみます。
ロープウェイの全長は約2,500m。
往復ですからロープの全長は5,000m。
直径10mmのロープとして考えます。
断面積は78.5mm2。
引っ張り強さは1mm2あたり200kg(ロープウェイのワイヤーは引っ張り強さは特に強い)
として15700kg。
全長5,000mのロープの重さは
体積0.3925m3×比重量7.85=3.01トン。
これにゴンドラと人間の重さ25トンで28トン。
引っ張り強さ15.7トンのロープに
吊る重さが28トンだから切れてしまう。
直径10mmはだめだ。
直径30mmのロープとして考えます。
断面積は706.5mm2。
引っ張り強さは1mm2あたり200kgとして
141.3トン。
全長5,000mのロープの重さは
体積3.53m3×比重量7.85=27.7トン。
これにゴンドラと人間の重さ25トンで52.7トン。
引っ張り強さ141.3トンのロープ吊る重さが
52.7トン。
安全率は2.68倍。
直径40mmのロープとして考えます。
断面積は1256mm2。
引っ張り強さは1mm2あたり200kgとして
251.2トン。
全長5,000mのロープの重さは
体積6.28m3×比重量7.85=49.3トン。
これにゴンドラと人間の重さ25トンで74.3トン。
引っ張り強さ251.2トンのロープ吊る重さが
74.3トン。
安全率は3.38倍。
直径50mmのロープとして考えます。
断面積は1962mm2。
引っ張り強さは1mm2あたり200kgとして
392.5トン。
全長5,000mのロープの重さは
体積9.81m3×比重量7.85=77トン。
これにゴンドラと人間の重さ25トンで102トン。
引っ張り強さ392.5トンのロープ吊る重さが
102トン。
安全率は3.84倍。
取り扱いの容易さと経済性と安全率からおそらくロープは
直径50mmくらいでしょう。
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