2024年12月16日月曜日

鉄を枯らす wither the iron

鉄製品を作るとき出来上がってすぐは

鉄の内部にはまだ製造時の応力が残っている

精密部品の場合(寸法を測るゲ-ジ・ロケット部品など)

この内部応力を取ってから出荷しないと

年月とともにわずかな伸び縮みで狂う

この時鉄を一気に枯らす人工シ-ズニングを行う

マイナス30~40℃の中に数時間入れ1次に40℃に加熱する

10年間の時を人工的に一気に枯らす


言葉は同じでも樹脂の場合のシ-ズニングは

また別の方法

物によって枯らす方法は違う


以下もシ-ズニングと言う

フライパンのシ-ズニング

新品の鉄のフライパン(テフロンなし)

洗って工業油分を落とす→

煙が出るまであぶる(600℃、赤くなる一歩手前)→

青みがかった灰色になる(黒錆び)→

食用油を薄く塗って焼く→

炭化皮膜を構成して色が黒くなる→

焦げ付きにくくなる

鉄が錆びるのは赤さび、黒錆びは炭化皮膜ができていて錆びにくくなるし焦げない

中華料理の鉄鍋は焦げない

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